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「朱雀家の滅亡」を観る 

新国立劇場小劇場で「朱雀家の滅亡」を観てきました。
小劇場には初めて入りました。役者さんがすぐ目の前にいて、息遣いまで聞こえそうな空間。そんな劇場空間で演じられる、三島の重いテーマの戯曲。とても濃密な世界でした。
観客の年齢層は高めで、男性が半分近く。ミュージカルとは全く違う客層ですね。

観劇前にほとんど予習をしない私には珍しく、原作を読んでゾクゾクしていました。流れるように美しい言葉。ハッと息を呑むような台詞がいくつもあります。
舞台で観たら、どんなふうになるんだろうと想像をめぐらしました。

作:三島由紀夫  演出:宮田慶子
出演:國村隼 香寿たつき 柴本幸 木村了 近藤芳正

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シンプルかつ奥行きを活かした舞台空間に、登場人物はたったの5人。
あまりアクションがないんです。1番動きがあったのはタータン(香寿)で、他の方々は立っているか座っているか。言葉と表情だけで芝居が進行していきます。

それなのにピンと張りつめた空気。客席で咳をするのも憚られるような。
この感覚は何かに似ている。そうだ、クラシックコンサートの緊張感だ。それも弦楽四重奏とか、ピアノ伴奏のみの歌手のリサイタルとか、ごく少人数の。

膨大な難しい台詞と格闘する役者さんたちは大変だろうなぁ、と思いながらも、皆さんの声の魅力に引き込まれました。
國村さんの低く渋い美声。タータンの低く艶のある声、柴本さんの若い娘らしい高い声、木村さんの青年らしい爽やかな声、近藤さんの明るく軽やかな声。

音楽ならば美しいハーモニーを奏でるでしょうが、この芝居では調和はありません。5人とも対立している。
全く違う個性が対立して、それぞれの思いをぶつけ合う。愛と憎しみが交錯する。
5人の声がぶつかり合って生み出す緊張感にゾクゾクします。戯曲は本で読むよりも、役者さんの声で聴いたほうがもっと面白いですね。

タータンはすらりとして(5人の中で1番背が高い!)、立ち姿が綺麗でした。1幕と2幕は和服姿、所作がとても美しい。
3幕は薄汚れたモンペ姿で、老けた自分を”醜い”という台詞があるんですが、いやまだまだ綺麗よ~と心の中で突っ込んでしまいました(笑)。
今回のストレートプレイは、タータンにとって新しい挑戦だったでしょうね。制作発表では稽古に苦しんでいると言っていたけれど、苦しみは喜びに変わったのかな。”女優、香寿たつき”の大きな財産になるのは間違いないだろうと思います。


新国立劇場演劇「美×劇」シリーズの合同制作発表のレポートを2つ、リンクしておきます。

しのぶの演劇レビュー

おけぴ管理人のレポ
 
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カテゴリ: 演劇・ショー

テーマ: 演劇 - ジャンル: 学問・文化・芸術

タグ: 香寿たつき  演劇 

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