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マシュー・ボーンの「白鳥の湖」に思うこと その1 

ブログのほうはすっかりご無沙汰してしまいました。
ツイッターに慣れると、そっちばかりになっちゃって。ちょこちょこ書けるのがいいんですよね。情報も早いし。

久しぶりにブログを書く気になったのは、あるものにハマってしまったからなんです。
舞台やコンサートには今もよく行きます。私にとっては「趣味」と言うより、重要なエネルギー源。「生きる糧」と言ってもいいくらい(ちょっと大げさかな?(笑))。
今年も心が震えるような素晴らしい舞台に、たくさん出会いました。
でも、ここまで引きずられたのは、東宝エリザベートのマテトート以来かもしれません。



マシュー・ボーンの「白鳥の湖 SWAN LAKE 」、ゴメススワンとマーニー王子に心を鷲掴みにされました!
公演が終わって1ヶ月経とうとしている今でも、幸せな記憶を反芻する毎日です。

でも人間の記憶って、あてにならないんですよね。自分の都合のいいように好きなように、脳内で脚色・編集してしまうそうです。
同じ舞台を観ても、観た人の数だけ記憶が違い、感想も違うわけですね。
自分の中でも、時間が経つにつれ変わっていきますし。どこかの時点で書き留めておくことは大事だなと思います。


ゴメスは既にニューヨークに戻り、ABT(アメリカン・バレエ・シアター)のプリンシパルとして踊っています。
一方、ニュー・アドベンチャーズの「SWAN LAKE」ツアーはまだ続き、上海、シンガポールを経て、今はオーストラリアで公演中。マーニーは王子役を踊り続けています。

マルセロ・ゴメスとクリストファー・マーニー。
ダンサーとして今まで接点がなかった(共演はなかったですよね?)二人が、日本で7回だけ一緒に舞台に立ちました。
そのうち、私は3回観たのですが、魂を揺さぶられるような体験でした。

何がそんなに凄かったかという話の前に、作品についてちょっと触れておきますね。

(続く)

マシュー・ボーン振付・演出の「白鳥の湖」は、あの有名なクラシックバレエを大胆に脚色した、演劇に近いダンスです。チャイコフスキーの音楽をそのまま使っています。

白鳥を踊るのは男性ダンサー。と言っても、男性がチュチュを着てトウシューズを履いて踊るわけじゃありません。
上半身は裸で裸足。人間の体ってこんなに美しいのね~と見惚れてしまうような、野性的な力強さとしなやかさに溢れています。群舞の迫力は怖いくらい。

作品の見どころはたくさんありますが、一番魅力的だと思うのは、王子と白鳥(ザ・スワン)の関係が多面的で、観る側の妄想をかき立てる(笑)ところです。
ザ・スワンって、いったい何だろう?と考えた時、王子の庇護者(亡き父親、守護天使)、王子の内面的な分身、王子が憧れる愛や自由の象徴、など、いろいろな解釈ができます。
人間と異形のものとのラブストーリーと見ることもできます。

古典バレエだと、女性(オデット姫)と男性(王子)の悲恋物語に決まっていますが、白鳥を男性ダンサーが踊ることで、いろいろな見方ができるんですね。
どう見えるかは、ダンサーの個性によって変わり、組み合わせによっても変わり、同じペアでも日によって変わり、そして観る側の主観によって変わる。
これは何度でもリピートしたくなりますよ。中毒性があります(だからハマると危険(笑))。

公式フェイスブックに舞台写真などたくさんあるのでリンクを貼っておきます。
★マシュー・ボーンの「白鳥の湖」2014



初めてこの作品を観たのは、かなり昔、何年の来日公演だったかは忘れてしまいました(たぶん2003年かな)。
ザ・スワンはアダム・クーパーでした。それだけは、はっきり覚えています。
衝撃的でした。マシュー・ボーンさんの頭の中はどうなってるんだろうと思いました(笑)。

アダムのスワンが強烈に印象に残り、たぶんそのせいで、その後は観なかったんだと思います。
カンパニーが何度か来日しているのは知ってましたが、またやってるんだなぁ、くらいでスルーしていました。

マルセロ・ゴメスのことは、ABTが来日する度に(毎回というわけではないが)観ていました。
マッチョに見えるけれど、踊りはエレガントで美しい。力強さと繊細さを併せ持った素晴らしいダンサーだと思っていました。
今年3月の来日公演「マノン」で、ゴメスはディアナ・ヴィシニョーワの相手役デ・グリューを踊りました。情熱的で献身的で素晴らしかった!
超絶技巧のリフトを軽々と、しかも感情が自然に高まるように表現していて、感動的でした。

そのゴメスが、ボーン版「白鳥の湖」に日本公演のみ限定で出るというじゃありませんか。この作品に参加するのは、10年前からの念願だったと!
これは絶対に観るぞ!という気になりました。



とにかく、ゴメスが踊るスワンとストレンジャーを観たかったのです。
他の出演者については、全く知りませんでした。
9月は他にも観たいミュージカルやお芝居が多くて、ゴメスが出る日を1回観られればいいや~と思っていました。
出演者は当日発表なので、ぎりぎりまでローテーションを見て選んだのが、9月15日でした。

予想は当たり、ザ・スワンはマルセロ・ゴメス。王子はクリストファー・マーニーというキャスト。
ものすご~くよかった!! 何でもっと早く観なかったのか、初日(9日)から観ればよかったと後悔しました。
今さら悔やんでもしかたがない。もう1回、いや、あと2回はこのペアを観たい!
その週はもうボーン版「白鳥の湖」のことばかり考えてました。

結局、他の公演はパスして、19日、20日、21日と、東急シアターオーブへ通いました。
ゴメス&マーニー組を3回、トレンフィールド&ウィリアムズ組を1回観たことになります。
オリヴィエのスワンを観られなかったのが残念。できればトリプルキャスト全員観てみたかったな。


私がこれほどハマってしまったのは、ゴメスに心を奪われたのと同時に、マーニー王子にも魅了されたからだと思います。この二人の相乗効果が凄まじかった。
ゴメスが素晴らしいことは予想していたので、それだけなら1回観て満足して終わりだったでしょう。最初に観た時、アダム・クーパーに満足して、それで終わりになったように。

マシュー・ボーン版「白鳥の湖」は、王子の物語なのですね。
男性スワンズは要所要所にドカーンと出てきて観客に強烈なインパクトを与えますが、最初から最後まで物語を引っ張っていくのは王子なんです。
王子の演技に説得力がなかったら、スワンがどんなに素晴らしくても深い感動は得られない。

儚げな姿で観客の心を揺さぶるマーニーさんってどんな人だろう、と興味が湧きました。
まず年齢にビックリ。ゴメスと同い年だそうです。今、35歳。信じられない! 少年に見えたよ。せいぜい25歳くらい。いや、あれだけの演技ができるのは経験を積んでいるからでしょうね。小柄だからよけい若く見えるのかな。
2005年の来日公演で王子役を踊って好評だったとか。9年前に踊っていたんだ! 観ればよかったなぁ。その頃の映像は残っていないのかな。
他の公演でも来日していた。全部、見逃してた・・・。
もっと早く出会っていたらという気もしますが、その時にどう感じたかはわかりませんね。


今回、ゴメスとマーニーのパートナーシップがあまりに素晴らしくて、それに感動したところが大きかったのです。
マシュー・ボーンは、スターダンサーが稽古にちょっとだけ参加して本番を迎えるようなことは絶対認めないそうですし、ゴメス自身も念願の作品に出演するため、入念に準備をして臨んだとのこと。
ゴメスにとって、ボーンの作品を踊ってきたベテランのマーニーは頼りになるパートナーだったでしょうね。
マーニーにとっても、違う世界からやって来たスターのゴメスとの共演は、新鮮で刺激的なものだったのではないかな。
お互いを理想的なパートナーだと語る、微笑ましいインタビューがあります。

★ゴメスとマーニーのインタビュー

舞台上で、二人の刺激に満ちた化学反応が起きたのですね。
それが東京でのみ、7回だけの舞台だった。なんて贅沢な体験でしょう。
奇跡のような舞台のあと、熱狂的なカーテンコールの余韻から、私はまだ醒めていないようです。

具体的な感想は、その2で。

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カテゴリ: ダンス

テーマ: ダンス - ジャンル: 学問・文化・芸術

タグ: マルセロ・ゴメス  クリストファー・マーニー 

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