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「サド侯爵夫人」観劇メモ 

思い出しメモ、第4弾。

「サド侯爵夫人」

2012年3月18日(日)マチネ
世田谷パブリックシアターにて

作:三島由紀夫
演出:野村萬斎
出演:蒼井優 美波 神野三鈴 町田マリー 麻実れい 白石加代子

chirashi13.jpg

面白かった! 一度聴くだけではわからないだろうと思い、原作を読んで行ったんです。
三島の戯曲には、ハッと息を呑むような決め台詞があるんですね。それを役者さんがどんな表情でどんな風に言うのか、じっくり楽しめました。

出演者は6人だけ。狭い空間に2~4人が登場します。
装飾のない舞台にテーブルと椅子、重そうなシャンデリア。
人物の動きは少なく、ほとんど台詞だけで物語が展開していきます。

息が詰まるような緊張感。
舞台上には登場しないサド侯爵の影が、気配が感じられる。
早口でまくしたてたり声高に叫んだりするのではない、抑えた表現に逆に凄味を感じました。
こういう台詞劇もいいな。

衣装も面白かった。
サド侯爵夫人ルネ(蒼井)は全幕とも同じ清楚なドレス。
ルネの母モントルイユ夫人(白石)も全幕とも同じ、和服をアレンジした重々しいドレス。
サン・フォン伯爵夫人(麻実)は、1幕は乗馬服、2幕は現代的でセクシーなタイトスカート。
シミアーヌ男爵夫人(神野)は、1幕は淑女らしいドレス、3幕は修道女姿。
ルネの妹アンヌ(美波)は、1幕は脚を覗かせたドレス。3幕は現代的なミニスカート。
家政婦シャルロット(町田)は、全幕とも黒ワンピに白エプロンのメイド服。3幕ではエプロンを脱ぎ捨てる。

フランス革命の時代の話だけれど、いわゆるロココ調のドレスではないんです。
自らの信念に生きるルネは、年を経ても姿が変わらない。
古い時代の価値基準で生きる母は、古めかしく重厚なまま変わらない。
悪徳担当(笑)のサン・フォン夫人は能動的で劇的に変化する。
美徳担当(笑)のシミアーヌ夫人は道徳的で神に救いを求める。
若く奔放なアンヌは、変わり身が早い。
一般庶民のシャルロットは革命後に態度が変化する。
6人それぞれの生き方が、衣装にも象徴されているんだなと思いました。


ツイッターより:

☆3月17日

明日の観劇に備えて、三島の「サド侯爵夫人」読み終わった。面白い~。美しい言葉にめまいがしそう。この台詞を白石さんや麻実さんの声で聴けるとは、ゾクゾクする。

☆3月18日

曇天。なま暖かい空気。これから世田谷パブリックシアターへ。「サド侯爵夫人」を観に行く。

「サド侯爵夫人」、予想どおり白石さんと麻実さんが凄かった。ストプレはあまり観ない私だけど、このお二人が揃う舞台は見逃せない。ルネ役の蒼井さんは健闘していた。優しい顔して不気味なのがいい。2幕ラストの白石さんとのバトルは見応えあったなぁ。

神野さん、美波さん、町田さんもそれぞれ存在感があり、女優6人だけの舞台はゾクゾクするような緊張感があった。ラストに「ラ・マルセイエーズ」が流れた時は、まったく別の意味で気分が高揚したけれどw

男性客が4割くらい。私の前が座高の高い男性で、舞台が見え辛かったのが残念。シェイクスピアも三島も面白い戯曲だけど、難しい長台詞を語る役者さんは大変だろうな。経験の浅い人は一本調子になりがち。白石さんや麻実さんは台詞を喋るんじゃなく語るのだ。その技術と情熱に感服。
 
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カテゴリ: 演劇・ショー

テーマ: 観劇 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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